NPO法人SPICA(スピカ)は、人間だけでなく動物の命も同様に大切にできる社会を目指した活動をしています。

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NPO法人SPICA設立準備委員会
ご挨拶

経緯

SPICA設立の経緯

2006年9月末

これは、私が傍観者であることをやめ、行動する人間になろうと決意した時です。 広島県佐伯町で起きた「ドッグパーク崩壊」という事件がきっかけでした。

動物好きを自称しながら、動物に関わる問題から目を背け続けていた私は、それまでなら「ひどいことだ」と怒ったり、涙を流したりしたかもしれません。
でもその時は違いました。心臓はひどく激しく打っていましたが、「どうしよう?」と思ったのです。考える間もなく、家にあった犬のフードやトイレシート、タオルや新聞紙を段ボールに詰めて車に乗せました。事件を知った翌朝には、わけも分らず現地へ向かっていたのです。

動物たちの置かれた状況は、それはひどいものでした。人間はここまで残酷になれるのか、と目を疑いました。小さなケージに長い間閉じ込められた犬たちの目からは生気が失われ、かつてはかわいらしい純血種の小型犬だったのに、もはや犬種さえも分らないほどに汚れ、飢え、怯えていました。 ボランティア初体験の私がそこでできたことは、ほんのわずかでしたが、それでも動物たちの訴えるような眼と鳴き声は、一人の人間の生き方を変えるのに十分な力を持っていました。

その時から、動物の問題について深く考えるようになりました。問題について知れば知るほど、分ってくるのは自分がいかに無関心だったか、ということでした。

愛護センターにおける殺処分は、安楽死とは無縁の苦しみながらの死であること。肥大化するペットビジネスにおいて、生命の売買があまりにも安易に行われていること。法の上では、動物は「モノ」であること。動物の死骸は燃えるごみの日に出すこと。 その一方で、地道なボランティアの人たちによる活動があること。動物愛護法改定に向けて、社会が大きく変わろうとしていることなども知りました。 問題の大きさと根の深さに絶望しながらも、「自分にもできることがある」と強く思うようになりました。

それから4年。
動物問題に関するセミナーに出席したり、実際に動物愛護センターでのボランティアを経験することで、より問題点がはっきりと見えてくるようになりました。
そして、殺処分の問題、悪徳ブリーダーの問題、動物虐待の問題など、全ての動物問題は、人間の問題であるという、あまりにも当たり前の答えに行きついたのです。

こうした自分なりの思索と行動を経て、新しい時代へ向けた、新しい活動の枠組みを作ろうと考えました。誰でもが、もっと自由に社会貢献できる仕組みを作りたい。私のように、特別な資格がなくても、仕事が忙しくても、動物が好きで、動物の置かれている状況について「なんとかしたい」と思っている人なら誰でもが、各々の望む形で関われるような、そういうシステムを作りたいと考えました。

ガンジーは、「国家の偉大さとモラルの高さはその国の動物に対する扱い方で判断できる」と言いました。言うまでもなく、現代の日本ではモラルが崩壊し、動物に対する扱いは「動物後進国」などと揶揄されるほどです。
しかし、諸外国も同様の問題を抱えながら、民間やボランティアの力で、それを乗り越えてきました。日本だけができないはずはありません。

そして、先にも述べたように、人間はある瞬間を境に、変わることができるのです。 年間30万頭ともいわれる殺処分をゼロにするには、「誰かがやってくれる」ではなく、「私とあなたが」、「今」やらなければいけません。
では「何を?」。それを形にするのがSPICAです。

私たちは、動物に関わる問題を扱うことはもちろんですが、人間がより善く生きるための手助けになりたいと考えています。人間と動物が共存できる社会への道を探りながら、私たち自身も、より人間らしい豊かな生き方を模索していこうと考えています。

山下育美のサイン

設立の目的

人間はある瞬間を境に、変わることができるのです。
年間30万頭ともいわれる殺処分をゼロにするには、「誰かがやってくれる」ではなく、「私とあなたが」、「今」やらなければいけません。では「何を?」。それを形にするのがSPICAです。
私たちは、動物に関わる問題を扱うことはもちろんですが、人間がより善く生きるための手助けになりたいと考えています。人間と動物が共存できる社会への道を探りながら、私たち自身も、より人間らしい豊かな生き方を模索していこうと考えています。

経歴

代表 山下育美

山下 育美

Yamashita Ikumi

1977年 広島県で誕生
2006年 佐伯町にあった「ひろしまドッグパーク崩壊」のニュースにいてもたってもいられず、初めてのボランティア活動を体験。ここで見た光景を生徒に伝え、数名の生徒がボランティアを体験。
2007年 英語教員として広島県内の高校に勤務
2008年 勤務先の高校の生徒に促され、呉アニマルパーク(動物愛護センター)を訪問。施設を見学し殺処分などの問題に初めて向き合う。同施設で生徒とともにボランティア活動を開始。
2009年 動物のためだけでなく、より良い社会を構築するために自分にできることは何かを模索し始め、現在に至る。

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